SSの組み立てを説明するに先立って、現在使われているSSの分類について説明します。
分類については、カードリストのソートに準じています。
(前置き長くてすみません・・・)


<ダメージ>
代表例:竜殺しの矢、鎧通しなど
竜殺しの矢

鎧通し

相手ユニットにダメージを与えることができるSSです。

返却&暗殺系のように盤面に対して劇的な効果は期待できませんが、その分安定して効果を発動させることができダメージ以外の付加効果を持つSSも多いです。
返却&暗殺系は基本的に1体のユニットしか排除できませんが、ダメージ系は40×2体ダメージなど複数のユニットに影響を及ぼすことができるのも大きな特徴です。

また自分からユニットをリムーブさせて発動させても、シールドブレイクで発動させられても安定してダメージ効果が発動するのが大きな特徴です。
そのため、発動タイミングについて必要以上に気を使うことなく扱うことができます。
総じて使いやすいSSと言えます。

注意点としてユニットにダメージを与えてクローズを狙うためのSSであるため、次ターンには相手からの返しのSS発動を警戒する必要があります。
そのため、相手にSSを発動させることなく盤面をコントロールし続けたいデッキを用いる際にはやや不向きなSSと言えます。
アグロ(ウィニー)的な動きをしたいデッキには最適とも言えますが・・・。

採用箇所としてはSSの前半の浅いところに積んで安定的に発動させつつ盤面を取るために使用することが多いです。




<HP回復>

代表例:蘇生の炎

蘇生の炎

現状は蘇生の炎のみ。
最大HPを増やしてHPを回復させるので、どちらかというと最大HP強化という認識でいいかもしれません。
普通のユニットに使ってもそれなりに殴り合いには強くなりますが、最大HP強化が一番光るのはリフレッシャーなどの死なないユニットを強化するとき。

蘇生の炎に限って言えば相手の最大HP減少効果もあるので、逆に不死対策にもなります。

採用する際は、強化したいユニットの発動タイミングと合わせられる場所に積み込むことになるため、比較的タイミングが予測しやすいSS1~2あたりに採用されることが多いようです。




<SP回復>

代表例:奇跡の光、地脈の力など

奇跡の光

地脈の力

自分のSPを回復(増加)させるためのSSです。

デッキを運用するにはSPが必要不可欠であるため、どのようなデッキにおいてもSP増加は有用です。
しかしながら、"奇跡の光"のように純粋にSPを増加させるためだけのSSは盤面に影響を及ぼすことができないため、採用するならば中型~大型デッキでの採用となるか、"地脈の力"のようにダメージ系と併用されているものを使うことが多いです。
(それなので、初期デッキのSS1枚目に"奇跡の光"が使われている場合はダメージ系などにさしかえることをお勧めします)

相手とのSP差をつけることが主目的となるため、基本的にSS1枚目などの最初のほうに採用してすぐ使用できるようにすることがよくあります。




<SP減少>

代表例:闇からの啓示、闇からの短剣など

闇からの啓示

闇からの短剣

相手のSPを減少させることでユニットや魔法カードの使用を抑え込むSSです。

自分のSPを増加させる効果と異なり状況によって相手のSPは変動するため若干予測しにくくなりますが、それでも相手のSPを減らせる効果というものはそれなりに強力です。

特に返却&暗殺系と織り交ぜてSS配置を組み立てることで相手からのシールドブレイクを牽制することができるため、結果的に返却&暗殺系SSをより確実に当てることができるようになります。

ソートでは出てきませんでしたが、"べっとりな罪悪感"も分類上で言うとSP減少にカテゴライズされると思います。

SSの最初のほうに積み込んで相手の初動を遅らせるのも悪くありませんが、SPが増えてきた中盤くらいに組み込んでSP減少効果を有効活用するなど、使いどころも色々と考えられます。




<蘇生>

代表例:生命の雨、神人の一撃など

生命の雨

神人の一撃

クローズしているユニットを復活させることができるSSです。

復活SPを節約できるのみならず、復活効果が発動した際に付随効果も発動するものがあるため発動すれば強力なSSと言えます。
相手からのシールドブレイクにも強く、劣勢の状態からの一発逆転も狙うことが可能です。

とても強力なSSではありますが発動させるタイミングを計るのが非常に難しく、効果的に発動させるには立ち回りに工夫が必要となります。

またユニットクローズの順番をしっかり把握しないと予想と異なるユニットを復活させなければならなくなったりするため、ユニットがクローズした順番はしっかりチェックする必要があります。
場合によっては"魔性の楽師「ルティナ」"のように能動的にLPを減らせるカードを採用することも検討したようがいいです。
総じて玄人向けのSSです。

基本的に自分から発動させる際は複数のユニットがクローズする状況が必要となるため、SS3~4枚目などの後ろのほうに搭載することが多くなりがちです。




<返却&暗殺>

代表例:不死鳥の降臨、精神の集中など

不死鳥の降臨

精神の集中

盤面のユニットをデッキに戻したり、墓地に直接送る効果です。
アルネオにおいて最も注意するべきSSです。

盤面のユニットを排除することが可能であるため、得られるアドバンテージが非常に大きいです。
それに加え返却されたユニットをオープンする際に使用したSPは返ってこないためSP差においても大きな影響があります。

返却条件を満たさないと不発したり、場合によっては自分のユニットを返却させられる暴発が起きたりする可能性があるため、扱いには注意が必要です。

また発動条件を整えないといけないため、"風の精霊"で速さを変更したり"呪縛"などで行動完了状態にするなどのギミックをデッキに積み込む必要があります。

使用する側はもちろんのこと、対戦相手のSS構成についても返却&暗殺SSを読み切って回避できるか否かは腕の見せ所となります。




<デッキ破壊>
現状はソートしても何にも出てきませんでした。
いずれ実装されるものと思われます。
過去の経験上は、ダメージ+デッキ1枚破壊や、特定の神族から3枚破壊などがありました。
代表例:なし



上記のようにSS効果を分類しましたが、それぞれの特徴を活かそうとすると最適なSSの並び順が見えてきます。
次の記事でそのあたりの説明をさせていただきます!
(次がやっと本題です・・・)